鍼とマッサージは別々に受けたほうがいいのか
「鍼とマッサージ、どちらのほうが効きますか?」このような疑問を持たれる方は少なくありません。
実際には、どちらが優れているかというよりも、身体に加える刺激の種類が異なります。
そのため、その日の身体の状態を見ながら、必要に応じて組み合わせることをおすすめします。
鍼とマッサージの違い
鍼とマッサージでは、身体への刺激の加え方が異なります。
マッサージでは、皮膚や筋肉などの比較的広い範囲に、押す・揉むといった刺激を加えます。
一方、鍼は皮膚から刺入することで、皮膚や皮下組織、筋肉などに刺激を加えることができます。
また、それぞれの刺激を身体が感じ取るセンサー(受容器)にも違いがあります。
こうした刺激は神経を介して脊髄や脳へ伝えられるため、鍼やマッサージは、単に筋肉に直接作用させるだけではなく、異なる刺激を神経系に入力する方法でもあります。
鍼とマッサージを組み合わせる理由
マッサージは身体の状態を確認するためにも活用できます。
当室では、マッサージで広く身体の状態を確認する→変化をみる→必要なところに絞って鍼をするという施術を中心に行っています。
マッサージを行ったことで十分に変化がみられれば、必ずしも鍼を加える必要はありません。
反対に、マッサージだけでは十分な変化が得られない場合には、鍼を組み合わせることで、異なる刺激を加えるという考え方です。
別々に受けるのではダメなのか
鍼だけ、マッサージのみを受ける日があっても問題ありません。
症状や身体の状態によっては、鍼だけでの施術が望ましいケースもあれば、マッサージを中心に行った方がよい場合もあります。
服用している薬や出血のしやすさなどによっては、鍼を行う際に注意が必要になることもあります。
そのような場合には、主治医の先生の指示や身体の状態を踏まえて、施術内容を検討します。
大切なのは、「鍼をするか、マッサージをするか」という二択ではありません。
その時の身体に、どのような刺激を、どの程度加えるのかを考えて施術することが重要です。
どうしようか迷われた際には
鍼もマッサージも身体に刺激を加える施術なので、刺激は多ければ多いほどよいわけではありません。
症状や身体が受け入れられる刺激量を考慮しながら、施術内容を相談できることが大切です。
この記事の著者

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鍼灸師/港区白金で開業8年
安心してご相談いただける鍼灸院を目指し、日々施術に取り組んでおります。
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