自律神経について

自律神経は「交感神経」と「副交感神経」が状況に応じてスイッチングしているかのように伝えられていますが、お身体に最も良い状態はどちらも高い状態にある時です。

双方の神経が高い状態でどちらが優位になるか、がとても大切で大きく偏ってしまうと病気になってしまいます。

今回はそんな自律神経について綴らせていただきました。

そもそも自律神経とは

自己の意思を介さず自動的な(自立した)働きを24時間常におこなっている神経で、

  • 内臓の働き
  • 代謝や体温の調節
  • 血圧や呼吸数

など、身体を外部環境に最適化する働きを担っており、車のアクセルとブレーキのように「交感神経」と「副交感神経」という逆の働きをする両者がバランスを取りながら身体の調整をおこなっています。

交感神経

日中や活動時に活発になる「アクセル」のような役割を担います。

ストレスや緊急事態に対応できるように身体を整える役割を持ち、交感神経が優位(活発)になることで、「血圧上昇」や「アドレナリン分泌促進」といった身体が活動し易い状態へと向かいます。

副交感神経

夜間や休息時に優位になり「ブレーキ」のような役割を担います。

身体回復やエネルギーの温存時に副交感神経が優位になることで、「血圧の低下」や「食べ物の消化・排泄を促す」といったリラックス(回復)状態へと身体が向かいます。

自律神経が乱れる原因

自律神経が乱れる=交感神経と副交感神経のバランスが大きく偏ることを指し、過緊張や長期間のリラックスなど極端に偏った生活が乱れる原因になります。

現代人の代表的な誘因としては下記3つが挙げられ、交感神経の過緊張が原因の殆どです。

精神的ストレス

仕事のプレッシャーや人間関係などの悩みや不安による精神的なストレス。

肉体的ストレス

過労や事故による身体的なストレス。

季節の変わり目による気温や気圧の変化も身体へのストレスになります。

生活習慣によるもの

不規則な食生活によるビタミン、ミネラルの不足や腸内環境の悪化。

睡眠サイクルの乱れによる成長ホルモンやインスリンなどのホルモンバランスの乱れ。

自律神経が乱れることによる影響

自律神経の乱れは免疫力の低下につながります。

免疫細胞は、

  • 顆粒球(54-60%)
  • リンパ球(35-41%)
  • マクロファージ(5%)

の割合で構成され、免疫活動を営んでいます。

交感神経の緊張状態では顆粒球の比率が増加して60%を超えて「癌」や「潰瘍」などが現れやすくなり、
副交感神経の緊張状態ではリンパ球の比率が増加して41%を超えて「喘息」や「鬱病」などが現れやすくなります。

また、自律神経が乱れることで発症し、更に自律神経を乱す「自律神経失調症」もあり、悪循環に陥ってしまわぬよう注意する必要があります。

※自律神経失調症に関する記事はこちらをご参照ください。

「パーキンソン病」や「シャイドレーガー症候群」といった疾患も自律神経症状が現れるため、長期間にわたる不調は自律神経以外に原因がないか調べることも大切になります。

自律神経を整える方法

ストレス社会といわれる現在、交感神経の過剰な傾向が多く見受けられます。

そのため、適度な運動や意識的にリラックスできる方法を取り副交感神経が優位に働くように心がけることが大切になります。

適度な運動

適度な運動は全身の血流を向上させ、気分転換やストレス発散にも繋がります。

帰宅時に少し歩く時間を増やす、近所のジムやヨガに通う、など身体を動かす時間を生活に取り入れることも効果的です。

音楽やアロマ

心地よい音楽やアロマにはリラックス効果があるため自律神経を整えることに最適です。

最近は自律神経や女性ホルモンを整えることを目的に配合されたアロマも販売されております。

生活リズムの見直し

生活リズムを整えるには起床時間を統一することが重要になります。

人間の体内時計は25時間周期で設定されており、誤差の1時間を朝日を浴びることでセロトニン分泌が促進されてリセットされます。

そのためベットに入る時間がバラバラになってしまう方でも調整し易く、起床時間を揃えることで入眠リズムも整ってきます。

睡眠時間が整うことは食事時間が整うことに繋がり、食事内容を意識されることで更に自律神経が整う期待が持てます。

食事自体でバランスを取ることが難しい場合にはマルチビタミンなどのサプリメントで不足分を補うことも効果的です。

朝食を取るとボーッとしてしまう場合には

起床して直ぐに朝食を摂るとボーッとしてしまう方には「寝起きのお水(白湯)1杯」がお勧めです。

そのような食事誘発性低血圧症の方は、胃に血液が集まることで低血圧症状が現れるため食事の20分前に白湯を1杯飲み、胃に前もって血液を少し供給しておくことで症状が軽減されます。

労働や休息のバランスが大切です

生活リズムを構成する食事や睡眠、労働や休息のバランスが整えることが自律神経を整えるうえで重要になります。

症状によっては薬物療法やカウンセリングを必要とするケースもあり、自律神経の乱れを整える方法を実践したが改善されない、症状が悪化しているといった場合には、隠れた病気や疾患が原因の場合もありますので医療機関の受診をご検討ください。

この記事の著者

中島 裕(Nakajima Yutaka)
中島 裕(Nakajima Yutaka)
『白金のかかりつけ鍼灸院』を目指し、日々鍼灸臨床に励んでおります。

鍼灸は様々な症状の改善へ効果が期待できる一方、効果の期待出来ないものや病院での治療を優先した方が良いケースもございます。

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