膀胱炎への対処と鍼灸治療の効果
頻尿や排尿時の痛みを引き起こす「膀胱炎」
多くは細菌感染が原因となるため、医療機関での診断と薬物療法が大切です。
過労やストレスにより再発を繰り返す場合には、鍼灸を併用することも回復の一助になります。
今回は膀胱炎への対処方法と鍼灸の効果についてご紹介いたします。
膀胱炎とは
尿をためる臓器「膀胱」に炎症が起きた状態です。
多くは腸内細菌が尿道から膀胱へ侵入する「逆行性感染」によって生じます。
身体の構造上、尿道の短い女性に発症しやすい傾向があります。
症状
頻尿、排尿時痛、尿の混濁が主な症状です。
下腹部の違和感や血尿を伴うこともあります。
発熱や腰背部痛を伴う場合は腎盂腎炎の可能性が考えられるため、医療機関の受診をご検討ください。
原因
主な原因は細菌感染です。
水分不足や尿意を我慢する習慣などが、発症につながることがあります。
また、疲労やストレスなどによって体調を崩しているときに、症状を繰り返す方もいます。
治療方法
抗菌薬による治療が中心です。
適切な抗菌薬による治療に加え、十分な水分摂取と休養を心がけることで、多くは数日で改善します。
疲労やストレスによって体調を崩しやすい方には、鍼灸もおすすめです。
鍼灸の効果
鍼灸には自律神経や血流を整える作用があります。
慢性的な緊張や疲労は、自律神経の働きに影響し、心身の回復に影響を及ぼします。
鍼灸刺激によって心身の緊張を和らげ、全身状態を整えることは、回復を支える一助となります。
施術を検討する目安
医療機関で診断・治療を行なっているものの、
- 治療後も不快感が続く
- 疲労やストレスによって体調を崩しやすい
- 膀胱炎を繰り返しやすい
このような場合には、鍼灸を検討する目安となります。
鍼灸を受ける際の注意点
鍼灸は比較的安全性の高い施術とされていますが、お身体に鍼を用いる以上、内出血やだるさなどの反応がみられることがあります。
副反応については『鍼灸の副反応(内出血やだるさ)について』もあわせてご確認ください。
こうした特徴を踏まえたうえで、症状や体調に応じて施術を検討していくことが大切になります。
当室の考え方
排尿症状には、膀胱炎以外にも泌尿器科での診断・治療を優先するものがあります。
そのため当室では、必要に応じて医療機関の受診をお願いしています。
一方で、治療後も不快感が続いている、といった方も少なくありません。
私はそのような不調を「仕方ない」と諦めてほしくありません。
鍼灸は万能ではありませんが、疲労やストレスに伴う不調に対してアプローチすることが可能です。
だからこそ当室では、お身体全体を丁寧にみつめ、検査結果だけではわからない、一人ひとりの「つらさ」に向き合うことを何より大切にしています。
この記事の著者

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鍼灸師/港区白金で開業8年
安心してご相談いただける鍼灸院を目指し、日々施術に取り組んでおります。
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