乳腺炎への対処と鍼灸治療の効果
胸の張りや痛みを感じる「乳腺炎」
乳腺炎は原因に合わせて、乳房マッサージや抗生剤の投与が必要です。
繰り返してしまう場合には、鍼灸で血流や自律神経の働きを整えることをおすすめします。
今回はそんな乳腺炎について綴らせていただきました。
乳腺炎とは
乳房内で母乳を分泌する「乳腺(にゅうせん)」という組織で炎症が起こった状態です。
母乳は乳腺で作られ、乳管を通って乳首へと運ばれます。
この流れが滞ると母乳が乳房内にたまり、炎症が起こります。
初産婦(特に片側の乳房)で起こりやすい特徴があります。
症状
乳房の腫れや痛みが主な症状です。
その他、発赤や倦怠感など、症状の程度には個人差がみられます。
細菌感染が原因の場合には、抗生剤の投与を必要とするケースもあるので、腫れや痛みが広がる、高熱を伴うといった場合には婦人科の受診をご検討ください。
原因
母乳の通り道(乳管)の詰まりや細菌感染が原因で起こります。
乳管が詰まって、乳房の腫れや痛みを生じる場合を「うっ滞性乳腺炎」と呼び、乳頭や乳汁出口から細菌感染(主に黄色ブドウ球菌)した場合を「化膿性乳腺炎」と呼びます。
うっ滞性乳腺炎から細菌感染につながるケースもあり、産後疲れやストレスなどの免疫力低下も悪化要因になります。
治療方法
乳房マッサージや抗生剤の投与が中心になります。
授乳頻度の低下、授乳姿勢や下着による胸部圧迫などに注意を払うことも大切です。
乳腺炎を繰り返してしまう場合には、生活習慣の乱れやストレスから「血流悪化」や「免疫力低下」により乳腺を詰まりやすくしている可能性が考えられます。
乳腺炎を繰り返してしまう場合には鍼灸がおすすめです。
鍼灸の効果
鍼灸は血流と自律神経を整えて免疫力を高める働きがあります。
免疫細胞にはウイルスに対応する細胞、細菌に対応する細胞など、働きの異なるグループがあり、このバランスを自律神経が調整しています。
自律神経の乱れは「細菌に対応する免疫が多く欲しい状況下で、ウイルスに対応する免疫ばかりになってしまう」といった状況になりかねません。
鍼灸で血流と自律神経整えることは、血流悪化によるうっ滞を予防するだけでなく、免疫細胞を目的地まで届ける通路を整備して、免疫細胞の担当を適正化することで免疫力を高めます。
そのため、乳腺炎を繰り返してしまう方に鍼灸がおすすめです。
乳腺炎を繰り返してしまう場合には
乳腺炎は原因に合わせて乳房マッサージと抗生剤で対処する事が大切です。
特に「高熱を伴う」場合には細菌感染の疑いがありますので産婦人科の受診をご検討ください
乳腺炎を繰り返してしまう方には、鍼灸をおすすめします。
この記事の著者

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「白金のかかりつけ鍼灸師」を目指し、日々鍼灸に励んでおります。
鍼灸は多くの症状改善に効果が期待できる一方で、効果の期待出来ないものや病院での治療を優先する場合もあります。
当室では鍼灸適応を判別し、ご利用者様に最善の治療方法をご提案させていただきます。
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