筋トレとストレッチ、自宅でやるならどっち?

セルフケアの代表格である「筋トレ」と「ストレッチ」

どちらも目的や身体の状態に合わせて取り入れることが大切になります。

今回はそれぞれの目的と迷われた際にオススメの選択基準について綴らせていただきました。

筋トレの目的

腹筋運動や腕立て伏せなど、手軽に始められる筋力トレーニング。

筋トレは、筋肉を強くして身体を支える力を高める運動です。

そのため「姿勢の改善」や「慢性的な痛みの予防」を目的とした方に適しています

筋力の低下は、特定の部分に負担が加わり、筋肉のアンバランスや痛みを引き起こします。

加齢や運動不足の方が、腰や膝が痛む原因の多くに筋力低下が関係しています。

膝の痛みを例に、膝関節を支える下半身の筋力が低下して、関節内で骨同士が干渉しやすくなることで、関節軟骨がすり減ったり、関節内圧が上がり痛みが現れます。

このような状況を防ぐためにも、運動不足や節々の痛みを感じている方には、筋トレがオススメです。

ストレッチの目的

ストレッチは筋肉をゆっくりと伸ばして、柔軟性を高める運動です。

首肩をはじめ、「怪我の予防」や「筋肉の張り感の解消」を目的とした方に適しています

ストレッチは、筋肉の柔軟性を向上させることで怪我の予防につながり、筋肉内の血管を広げることで、溜まっていた疲労物質を循環させる働きがあります。

そのため、怪我の予防を目的とした場合には「運動の前後」が、筋肉の張り感を解消する際には「就寝前」のストレッチが特に効果的です。

『ストレッチの種類や効果の詳細はこちら

迷った時の選択基準

実際には「筋トレ」と「ストレッチ」どちらの目的にも、微妙に該当する方が少なくありません。

そのような場合には「ご自身の体力」を基準に判断されることをオススメです。

筋肉は運動という働きの他に、活動時のエネルギー源(グリコーゲン)を蓄える働きがあります。

日常生活を送るなかで「1日中は体力が持たない方」や「休息しても回復しない方」は筋肉量が不足している場合が考えられます。

エネルギー源(グリコーゲン)とは?

グリコーゲンは、活動時の燃料となる「ブドウ糖」が集合した状態をいいます。

ぶどう1粒が「ブドウ糖」、一房になると「グリコーゲン」と呼ぶイメージです。

活動時には、グリコーゲン(ぶどう一房)が分解されて、ブドウ糖(ぶどう一粒)になることで燃料として使用できます。

直ぐに使用されないブドウ糖は、肝臓と筋肉に貯蔵して活動時に使えるようスタンバイしています。

そのため、筋肉量が低下するとエネルギーの貯蔵量が減り、体力の低下に繋がります。

セルフケアは目的に合わせて

筋トレとストレッチはお身体の状態と目的に合わせて、無理なく継続することが重要です。

どちらにも薄ら該当してお悩みの場合には、「日常生活を送るうえで体力が不足しているか」を一つの判断基準として、不足している方は筋トレから取り組まれることをオススメします。

この記事の著者

中島 裕(Nakajima Yutaka)
中島 裕(Nakajima Yutaka)
「白金のかかりつけ鍼灸師」を目指し、日々鍼灸に励んでおります。

鍼灸は多くの症状改善に効果が期待できる一方で、効果の期待出来ないものや病院での治療を優先する場合もあります。

当室では鍼灸適応を判別し、ご利用者様に最善の治療方法をご提案させていただきます。

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